2008年12月1日月曜日

田母神論文とムンバイ同時テロ

『もしムンバイでテロを起こしたような集団が急に神戸のポートアイランドに上陸してきたらどうしますか?』
『もしイラクが本当に核弾頭ミサイルを開発して所持していたら、アメリカはイラクに侵攻したと思いますか?』

日曜日放送のたかじんのそこまで言って委員会で新社会党副委員長の原和美さんに投げかけられた質問。

本当に質問の意味が理解できていないのか立場上答えに困ったのかは解らないが、原さんの答えは一般人の私でも、このおばちゃん本当に政治家?と思ってしまうようなものだった。

話せばわからない人は居ないと思うんです、話し合いが重要だと思うんです!
戦争で最初に被害を受けるのは国民なんです!

だから。

そんな理想論は一般人の私でも思っていることで
政治家の皆さんはもっと現実的にどうやって国民を守ろうと考えてくれてるのでしょうか?

昨今自衛隊が軍隊となるべきかどうかという議論をしているのは
話し合いが出来ない国からの攻撃に対して、最初に被害を受ける国民を守るため
ではないのか?と改めて思う。

もちろん戦争など起こらない世界が理想です。

でももし起きてしまったら?
ある日突然ムンバイのテロのようなことが自分の身近に起こったら?

と話したら、多分おおかたの日本人は

『日本に限ってそんなこと起こらないよ』とか
『誰か(この場合は警察?戦争ならアメリカでしょうか?)が守ってくれるよ』と言うでしょう。

昔から周りを海に囲まれて他民族の侵略を受ける心配の無かった日本ではそれが常識なのかも知れないが、ほとんどの国が隣国と接しているヨーロッパでは古代から侵略の繰り返しの歴史だった。

『日本は侵略国家だった』という一文は特に自虐史観だとは感じない
『だからなんなの?それが戦争じゃないのか?』
『侵略の繰り返しが世界の歴史を作ってきたんだろう?』
と思ってしまう教育者からは大ブーイングを受けそうな私。

今回の田母神論文も、ムンバイのテロも今まで自衛隊のあり方など何とも疑問に感じなかった人たち(私含め)に自分の身はどうやって守るべきかと改めて考えさせてくれた大きなきっかけになったのではないか。

日本国憲法第二章九条→wikipedia